一時期はあまり聞かなくなったものの、最近ではニュースなどで見かける機会も増えているのが「ビットコイン」です。

「ビットコイン」と聞くと、よく分からない、聞いても分からないなどとちょっと取っ付きづらいイメージが強かったり、一番メディアに取り上げられたのがマウントゴックス（MtGox）社からの大量のコイン消失事件だったこともあり、ネガティブな印象しかなかったりするかもしれません。また、日本だとその前に「円天」事件などというものもあり、その流れでもあまりいいイメージを持たれてないのかと思われます。

しかしながら、「ビットコイン」自体は今後もどんどんニュースに取り上げられる可能性も高く、「ICT」、「フィンテック」と同じく意味を知っておいた方がいいでしょう。

■ビットコインとは？

銀行などの中央機関を介さず運用されている暗号通貨のこと。発行されたビットコイン自体は流通し続ける点が通貨と同じ。

■ビットコインのメリット

送金や決済の際に発生する諸経費や手数料などが少額で済む。

■ビットコインのデメリット

価値下落を防ぐ努力をするような中央組織が存在しない（事実、中国や欧州では使用の禁止・政府機関からの警告等の事例がある）。

まず、一番の疑問点がいわゆるポイントや電子マネーとの違いが分からないという点ではないでしょうか。まず、ポイントや電子マネーというのは、特定の企業や企業体ネットワークのみで流通するものです。ポイントについては、発行自体も特定の企業からなされますが、電子マネーについては譲渡不可の前提で購入するものになります。つまり、いずれの場合も使えるネットワークというのが限られるというのが特徴です。

これに対し、ビットコインは、特定の企業・企業グループ内でのみ流通するものではなく、世界中で制限なく流通しています。そして、前述の通り、貨幣と同じで、使われたビットコイン自体も世の中を流通し続けるわけです。

いかがでしょうか？本来、ビットコインとは「ブロックチェーン」という技術的な問題を説明しないといけない部分もありますが、まずは簡単にどういうもので、どういったメリット・デメリットがあるのかを知っておくだけでもだいぶニュースにはついていけるのではないかと思います。ビットコインの情報サイトを見ると最新の動向がアップされるので、是非、情報を追い続けてみましょう。